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11/22

Mon

2010

250%定率法は、理解さえすれば手続きは単純なのだが・・・。

第3問 
IT関連企業のS社(決算日3月末日、年1回決算)は市場販売目的のソフトウェアの企画、計算、販売事業を経営している。X5年3月期決算にあたり、ソフトウェアの制作に関する以下の資料に基づき、当期の研究開発費として会計処理される金額と、無形固定資産としての貸借対照表に計上される金額などに関する下記の設問に答えなさい。なお、計算上端数が生じる場合には、そのつど千円未満を四捨五入すること。

[資料1]
ソフトウェアの制作に関する当期の費用
① 従業員給料:84,860千円
② 機械減価償却費:
機械Aの取得原価 12,400千円、耐用年数5年
機械Bの取得原価 8,000千円、耐用年数4年
機械A・Bともに、X1年4月1日に取得したものである。減価償却は、残存価額0とし、250%償却法(新定率法)を適用している。
保証率 (耐用年数5年) 0.06249  (同4年) 0.005274
③ その他諸経費:21,000千円
[資料2]
[資料1]の費用のうち、最初に製品化された製品マスターの完成までの費用は、次の通りである。給料の65%、機械減価償却費の30%、その他諸経費の50%

設問1 機械Aの減価償却費の金額
設問2 機械Bの減価償却費の金額
設問3 研究開発費として処理される金額
設問4 無形固定資産として貸借対照表に計上される金額
 
125回に続いて保証率の数値が与えられているが、実質的にダミーデータになっているのが印象的。Bの耐用年数が4年であることを見落としてしまい、保証率を使ってなんとかそれらしい答えを出そうとして落としてしまったが、125回と同じく、単純に計算すればいいだけであり、難易度は落ち着いて解けば高くない。ただ、ソフトウェアは、研究開発費、無形固定資産、費用処理と処理方法が多く、割と複雑であり、少し前に初めて会計学で出題されたときよりも難易度は上がっている。

解答
設問1  775
設問2  422
設問3 
設問4

機械A
償却保証額 12,400千円*0.06249≒775
12,400千円÷5*2.5=6,200
  6,200千円÷5*2.5=3,100
  3,100千円÷5*2.5=1,550
  1,550千円÷5*2.5=775

機械B
償却保証額  8,000千円*0.05274≒422
8,000千円÷4*2.5=5,000
3,000千円÷4*2.5=1,875
1,125千円÷4*2.5=703
1,125-703=422

製品マスター完成までの費用=研究開発費
製品マスター完成後の費用で著しい改良=研究開発費
製品マスター完成後の費用で著しい改良に非ず=ソフトウェア
機能維持=費用処理

問題には何の指定もされてないが、著しい改良とも機能維持ともないんで、製品マスター完成後の費用は全てソフトウェアに計上と判断するしかない。

給料の65%=55,159
給料の35%=29,701
機械減価償却費の30%=(775+422)*0.3=359
機械減価償却費の70%=(775+422)*0.7=838
その他諸経費の50%=10,500

研究開発費=66,018
ソフトウェア=41,039

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11/05

Fri

2010

125回原計 (12/25)

01/01

Sat

2000

出題意図
東京CPA学院

■会計学
①理論 【標準】 正誤選択&記述。2は平易。3も基礎的。1と5がやや細かい。
②有形固定資産 【やや難】 減価償却と減損。減価償却累計額や割引後CFを計算させる部分が設例レベルを超えているが、計算自体はいたって基礎的で満点狙える。ただ、実は知らなくても結論自体は変わらないものの、資産Aの割引前CF計算及び250%償却法の償却保証額に関する細かい知識が絡むので「やや難」とした。
③理論 【難】 記述。資産負債法による負債の定義。過去問演習の簿記の勉強では解答不可能。

■工業簿記
①標準原価計算 【やや易】 シングルプランによる勘定記入と差異分析。ロット数の指定があるが、個別ではなくて総合原価計算であり、仕損・減損もなし。基礎的だが、それゆえ満点取らないと厳しい。
②理論 【やや難】 穴埋め。国語力だけで入れられるのは⑦ぐらいで、あとは知識が必要。

01/01

Sat

2000

出題の意図

■商業簿記
決算整理後T/B作成
自己株式の消去 【易】 合トレの演習レベル。
 
■会計学
【★☆☆】①理論
記述穴埋め。全て基礎的なので全問正解したいところ。
【★★☆】②
税効果会計。計算自体は難しくないが、退職給付引当金および償却資産圧縮積立金が固定資産であることに気づかないと落としてしまう。
【★☆☆】③社債の買入償還
社債の複数年にわたる利息法での原価償却を問う問題。買入償還も部分ではなく全額であり、社債発行費は定額法での償却と極めて基礎的な出題。

■工業簿記
標準原価計算 【★★☆】
仕損のある総合原価計算で、計算自体は平易であり、修正パーシャルプランの勘定記入についても丁寧に書かれているのだが、算出される製品に2種類の微妙な違いがあるという問題設定がやや独自。消費量と作業時間の「平均」を取った原価標準で計算しなさいという問1と問2、んでちゃんと個別に原価標準を設定しなさいという問4の意図を正しく読み取れるかが鍵。カラクリが分かればどうってことはないが、限られた時間でこれに気づけないと厳しくなる。思考力を問う良い問題ではある。構造に気づけば、問1は合算して計算できることが分かるはず。



■原価計算
【★★☆】①総合原価計算 工程別+仕損・減損
工程別の要素があるが、問われてる内容は一工程のみで、実質は完成品換算量や仕損減損の負担関係を問う問題。普段は考慮しない月初仕掛品の進捗状況も考えるなど、問題を漫然と解くだけでは得られない正確な理解を問うのでやや難しい。
【★☆☆】②最適PM 
本当にテキストの設例レベルで基礎的な出題であり、①ができなかった人の足きり回避用に置かれたのか、それとも試験直前に時間が足りなくて急遽用意したのかとか、これだけ基礎的だと、配点は雀の涙はなかったのかと心配になる出来。2008年出版のTAC合トレに既にほぼ同じ問題が掲載されているため、実は過去の焼き直しである可能性が。

01/01

Sat

2000

出題意図
・CPA学院

■商業簿記
純資産 【標準】 ストックオプションの行使と税効果会計。ストックオプションの行使の会社側の処理は地味に合テキには書いてないが、普通の新株予約権と同じであることを気づくかどうか。
純資産 【易】 剰余金の処分。 その他資本剰余金からの配分がある以外は、2級レベル。
■会計学
① 純資産 【やや難】 純資産関連の仕訳。①③は平易。②は合テキにある。④は「捕捉」レベル。
② 連結会計 【標準】 持分法。基礎的な仕訳を問うものだが、最初の正誤がやや難しい。
③ 無形固定資産 【易】 ソフトウェアの減価償却。会計学では初出題だが、商簿ですら問う利用可能期間や見積販売数量の変化などの設定もなく極めて平易。

01/01

Sat

2000

商工会議所の出題意図
ダイエックスの講評

■会計学
①理論 【標準】 正誤。1と4は基礎的。2はやや難。3は勘で。
③ 純資産 【標準】 新株予約権付社債、利益&資本剰余金の処分、自己株式の購入&売却。個々の仕訳は至って基礎的だが、株主資本等変動計算書での出題なので必要以上に時間を取らせる。

工業簿記
【B】工程別標準原価計算の差異分析
部品工程と製品工程の二つを経る製品の原価を計算する問題である。解答空欄の個数はともかく、必要計算量は多くない。最大の難所は、いかに部品製造部門の差異が製品部門に混入しないように計算できるかである。ただ、ここを全然理解できなくとも、製品製造部門の差異全て、予算差異、部品製造部門の価格差異は正答できたりする。

■原価計算
①標準原価計算 【難】 全部標準原価計算と直接標準原価計算の利益の比較。計算自体は難しくないが、販売量は増やさずとも、製造面で利益を出すというテーマを汲み取れなかった場合、壊滅してしまう。
②理論 【標準】 空欄選択。⑦と⑧が特に入れにくい。

プロフィール

HN:
ゴミ
性別:
男性
職業:
ニート→派遣社員→無職
自己紹介:
大学1浪1留で卒業し約1年ニート。
その後派遣で働き始めて公務員試験受けるも4年連続で落ちて年齢オーバーで撤退することに。人生が本格的に詰んでいる人間のゴミ。

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