全経143回 工業簿記 95/100
全経144回 工業簿記 28/100
全経146回 工業簿記 28/100
全経147回 工業簿記 85/100
143回の工簿は155回と同じような問題なので「直前に155回を解いていた俺には死角無し」と思いきや、最後の問題を落としてしまった。この「度外視法で異常仕損品に正常仕損費を負担させない」計算というのは、日商の勉強の中では解いた記憶がないんだよなあ・・・(解いたはずがないという訳ではなく)。一見ありそうなのだが。
146回は作業屑が出てくる時点でお手上げだが、大きく落としたのは実際賃率を求めるときは関節作業時間も含めるという理由だ。もう一つは、補助部門の個別費なのか共通費なのかの見極めに失敗して、部門費を配賦できなかったことにある。というか、製造部門と補助部門にまず部門共通費を配賦し、次に補助部門から各部門に配賦していくというケースは初めてである。しかも「電力料」を、動力部門の個別費ではなく、共通費とみなし、消費電力を基準に配賦した上で、今度は動力部門の間接費をまた消費電力を基準に配賦とは・・・。
でも確かに合テキを読み直したら、1次集計で部門個別費と共通費を配賦し、次に二次集計として補助部門費を配賦するという流れは書いてある。ただ、合テキにはTACもNSも解答例として挙げてある予定配賦の3つ目の意義「管理を楽にする」はないんだよなあ。全経公式テキストに書いてあるなら、これが抜けていたら減点かも? 一応2つだけで正答としたが。地味に賃金のボックス図もまた間違えてるしなあ。
147回は途中までは日商2級の難易度だが、P/L作成と原価差異のところだけ難易度が急上昇した。というか標準配賦額と予定配賦額を混同し続けて、暫く総差異が分からず苦しんでしまった。1,580,000という数値だけは出たのだが、材料の期末残高がないこと、そもそもP/Lの書き方がわからず死亡。
144回は苦手な労務費・間接費会計で死亡。というか直接労務費と間接労務費に分ける場合はいつで、分けない場合はいつなのかがさっぱり不明だ。一つ確かなのは、直接材料と加工費という分類、もしくは直接材料と直接労務費と間接費という分類にもう少し注意するべきだった。
- 度外視法で良品のみに仕損費を負担させる場合は、異常仕損費の全額と数量を控除して計算する。
- どの指図書か不明の場合、作業屑は発生部門の部門費から控除する。
- 原価差異の一括調整法は原価の数値で行い、ころがし調整法は完成品換算量で行う。
- 原価差異は、比較的多額の場合、期末棚卸資産と売上原価に配賦し、材料受入価格差異は、材料の期末残高にも配賦する。その他の差異は材料の期末残高には配賦しない。
- 労務費が加工費として一括して計上される場合、直接労務費・間接労務費に分類する必要はない。
- 棚卸減耗費は、売上原価に算入する場合は、間接費となる。
- 仕損品の評価額は、仕損品勘定で、仕掛品勘定から控除する。
- 等級品・連産品・副産物の異同
①同一行程で同一材料から複数の製品が製造:等級品・連産品・副産物
②等価係数を用いて原価を按分する:等級品・連産品
③経済価値に大きな差がある:副産物 (見積価額で計算する)