「簿記3級と2級は大して変わらん」というのが持論なんだが、1級は少し次元が違うみたいだ。というのも、科目数が商業簿記・工業簿記に加えて、会計学や原価計算も加わり合計4科目になるのだが、TACやネットスクールだとこの4科目のテキストだけで6冊ある(ちなみに基本的に3級は1冊、2級は2冊である)。TACだと、演習用問題集も6冊あるので合計12冊だ。まだ内容は見てないけど、公務員試験の専門科目1冊よりは内容的には薄いだろうが、なかなかの負担だ。
ちなみに、難易度について調べてみると、「簿記1級は国2地上クラスの公務員試験と同等」というのが大体の見解みたいだ。体感で「国2地上クラスの専門科目の1.0~1.5科目程度」と感じた2級より格段と難易度は上がるようである。勿論、これが国2や地上の官庁訪問や面接の難易度も含めた上でり比較なのかどうか分からないのだが(ま、この手のリストは、そもそも性質が違い比較が困難な試験たちを敢えて並べているはずなので、あまり真剣に受け取るのもどうかと思うが)、とりあえず、俺でも半年独学で合格できた国2の筆記試験と同程度とするならば、それほど困難と言う気はしない。ただ、簿記1級は会計士試験の入り口にしか過ぎないらしいので、最終的に会計士に関しては、国1以上の難易度と見たほうがいいのだろう。
それにしても、国2・地上クラスの公務員試験の問題集・参考書の充実っぷりは素晴らしい物がある。それこそ、およそ筆記試験で予備校に行くなんて考えられないぐらいだ。実務出版は神として、その他の予備校系も、東アカはDATA問が糞すぎて死ねよという感じだが、LEC・TAC・ワセミ、どれも良い本を出している。これだけは本当に各出版社に感謝せねばならないと思う。会計士は今のところ書籍が充実してないらしいが、簿記に関しても近年はネットスクールという出版社が独学での合格をサポートしているみたいで、頭が下がる思いである。
しかし、資格試験の難易度情報を調べてみて
こんな記述が。
国税専門官の試験科目には会計学もあるので、地方上級や国家公務員2種試験よりは難易度は低いです。
…なんか微妙に間違っていると思うが、まあ面接も含めると確実に難易度は国2地上より低いと思われるのでよしとしよう。
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