自己株式の消去 【易】 合トレの演習レベル。
■会計学
【★☆☆】①理論
記述穴埋め。全て基礎的なので全問正解したいところ。
【★★☆】②
税効果会計。計算自体は難しくないが、退職給付引当金および償却資産圧縮積立金が固定資産であることに気づかないと落としてしまう。
【★☆☆】③社債の買入償還
社債の複数年にわたる利息法での原価償却を問う問題。買入償還も部分ではなく全額であり、社債発行費は定額法での償却と極めて基礎的な出題。
■工業簿記
標準原価計算 【★★☆】
仕損のある総合原価計算で、計算自体は平易であり、修正パーシャルプランの勘定記入についても丁寧に書かれているのだが、算出される製品に2種類の微妙な違いがあるという問題設定がやや独自。消費量と作業時間の「平均」を取った原価標準で計算しなさいという問1と問2、んでちゃんと個別に原価標準を設定しなさいという問4の意図を正しく読み取れるかが鍵。カラクリが分かればどうってことはないが、限られた時間でこれに気づけないと厳しくなる。思考力を問う良い問題ではある。構造に気づけば、問1は合算して計算できることが分かるはず。
■原価計算
【★★☆】①総合原価計算 工程別+仕損・減損
工程別の要素があるが、問われてる内容は一工程のみで、実質は完成品換算量や仕損減損の負担関係を問う問題。普段は考慮しない月初仕掛品の進捗状況も考えるなど、問題を漫然と解くだけでは得られない正確な理解を問うのでやや難しい。
【★☆☆】②最適PM
本当にテキストの設例レベルで基礎的な出題であり、①ができなかった人の足きり回避用に置かれたのか、それとも試験直前に時間が足りなくて急遽用意したのかとか、これだけ基礎的だと、配点は雀の涙はなかったのかと心配になる出来。2008年出版のTAC合トレに既にほぼ同じ問題が掲載されているため、実は過去の焼き直しである可能性が。
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