*「 」=要注意論点。
*67回以前の問題は試験傾向が現行と違いすぎるため、正直資料価値に乏しい。
岡本清の委員就任は昭和56年(5?回)だが、明らかに傾向が変わったのは67回からで、
その67回からの傾向変化は、委員以前にそもそもの工原の出題範囲や出題区分に関して
大きな変更があったのか?と疑われるレベルだったりする。
*端的に言うと、66回までは工業簿記≒財務会計 原価計算=工業簿記
*いずれにしろ、 67回以降は原価計算の範囲だった「計算」を吸収する形で、
それまでの商業簿記の延長的な内容から大きく変貌していったのが工業簿記であり、
連結W/S作成、工事契約、T/B、帳簿問題(あと白紙のP/L作成も?)などは消え失せた。
材料費会計、経費会計、間接費会計、非累加法などは基本は旧試験委員時代の出題と言える。
現状は、標準総合原価計算が中心で、たまに実際個別原価計算と部門別原価計算が入るが、
119回では遂に差額原価収益分析のまで工簿で出題されて、ますます混迷していっている。
*番場 嘉一郎(1989年逝去)⇨岡本清⇨廣本敏郎と試験委員が交代しているのは濃厚っぽいが、
そもそも試験委員は昔から複数が交代制で作成しているという話もある。
現在は、尾畑 裕や挽 文子などが試験委員として考えられてるが、明確なソースは無し。
*なお、昔は定期的に出ていた固定費調整をする直接原価計算が出なくなった背景には、
「 直接原価計算は原価計算制度でなくなった」とか「P/Lに固定費調整は載せられなくなった」とか
そういう噂があるのだが、信頼できるソースが何処にもなく、話題にすらなっていない。
132回 標準原価計算の仕損減損(配合歩留差異) & 理論(『原計基準』)
131回 実際総合原価計算
129回 実際総合原価計算
128回 標準原価計算の仕損減損(原価責任・外注加工賃)
126回 理論(『原計基準』) & 直接原価計算(P/L作成・全部原価計算との比較)
125回 標準原価計算(シングルプラン) & 理論(『原計基準』)
123回 標準原価計算の仕損減損(プロダクトミックス変更差異)
122回 予算編成(穴開きB/Sの推定)
120回 標準原価計算の仕損減損(部門間の原価責任)
119回 理論(『原計基準』他) & 部門別原価計算(方程式法・差額原価)
117回 標準原価計算の仕損減損(配合歩留差異・貸方差異・残余利益のP/L作成)
116回 部門別原価計算(個別原価計算[仕損の処理]) & 個別原価計算(直接・間接経費処理)
114回 個別原価計算(外注加工賃・実際総合原価計算)
113回 標準原価計算の仕損減損(実際総合原価計算[端数有]・仕損考慮の原価差異への影響・
品質原価計算(1))
111回 原価差異の会計処理(修正パーシャルプラン)
110回 部門別原価計算(固定予算) & 標準原価計算の仕損減損(配合歩留差異)
108回 標準原価計算の仕損減損(ロット)
107回 実際総合原価計算(勘定連絡図からの推定)
105回 標準原価計算の仕損減損(原価責任・外注加工賃)
104回 実際総合原価計算(安定した減損)
102回 標準原価計算の仕損減損(外注先の原価責任)
101回 予算編成
099回 実際総合原価計算(直接原価計算[P/L作成・固定費調整]・部門費の配賦)
098回 部門別原価計算(端数有)
096回 標準原価計算の仕損減損(終点以外での減損の発生)
095回 標準原価計算の仕損減損(加重平均法による配合歩留差異)
093回 実際総合原価計算(直接原価計算[P/L作成・固定費調整]・累加法) ※合トレ(III)2-7
092回 標準原価計算の仕損減損(第1法と2法の比較) 合トレ(II)7-10
090回 予算編成 ※合トレ4-3
089回 実際総合原価計算(材料3つ・度外視法)
087回 原価差異の会計処理 ※合トレ(II)8-6
086回 部門別原価計算(複数基準による直接法と連立法の異同・端数有) ※合トレ(I)9-3?
085回 間接費会計(費目の分類) ※合トレ(I)7-10
084回 実際総合原価計算(非累加法・直接原価計算[白紙P/L作成・固定費調整])
083回 標準原価計算の仕損減損(歩留&配合差異の段階分離・推定) ※合トレ(II)7-18
082回 原価差異の会計処理(材料3つ投入) ※合トレ(II)8-5
081回 実際総合原価計算(等級別・非度外視) ※合トレ(II)4-9
080回 部門別原価計算(階梯式・原価責任) ※合トレ(I)9-6
079回 標準原価計算の仕損減損(第2法での勘定記入) ※合トレ(II)7-9
078回 個別原価計算(労務費会計・時間外手当・指図書別) ※合トレ(I)8-7?(2)
077回 標準原価計算の仕損減損(第2法での勘定記入) ※合トレ(II)7-8
076回 予算編成(固定費調整) ※合トレ(III)4-2
075回 経費会計(仕損のある外注加工費の部品原価処理) ※合トレ(I)6-4で部品が3つある?
074回 部門別原価計算(階梯式複数基準配賦・累加法) ※合トレ(II)3-5
073回 個別原価計算(直接原価計算・指図書別原価計算表・P/L作成)
072回 標準原価計算の仕損減損(歩留&配合差異の段階分離・貸方差異) ※合トレ(II)7-15
071回 個別原価計算(労務費会計・時間外手当・指図書別) ※合トレ(I)8-7?(2)
070回 部門別原価計算()
069回 予算編成 ※合トレ4-1
068回 直接原価計算(P/L作成・固定費調整)
067回 標準原価計算の仕損減損(第1法と第2法の比較) ※合トレ(II)7-7
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(1)113回の品質原価計算は、実質的には差額原価に近い。
(2)71回と78回はほぼ同じような問題かもしれない。
※41~66回は時間あったら更新
つか、面倒くさいんで、もう更新しないかも。リクエストがあったならともかく。
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