113回
商工会議所の出題の意図
東京CPA学院の講評
TACの講評
■商業簿記
連結会計 【標準】 連結と持分法による清算表作成。分量は多いが、繰越税金資産&負債、少数株主持分、利益剰余金以外は得点したいところ。出題時は部分的時価評価法だった。
■会計学
①理論【やや易】 誤っている箇所だけでも採点がある。3と5で正確に語句書くのは多少困難。
② 【やや易】 減損会計。割引前&現在価値割引CFの計算にやや注意。
③理論 【やや難】 記述穴埋め。通常の簿記とは関係ないところなので厳しい。
■原価計算
【★☆☆】 最適プロダクトミックス
テキストのごく簡単な設例レベルの内容。簿記検定では定規が使えないため、リニアープログミングの作図に若干苦労するものの、最終的には候補となる座標を2つほど抜き出して計算すればいい。しかし、今回は制限条件が一つのみであり、その条件あたりの貢献利益を確認する必要すらなく、最適な個数が即座に分かってしまう代物。問10は、与えられた条件の変化により、Aの最大生産可能個数だけでなく、Aの単位あたり標準変動費も変化する事を看破せねばいけないのでこの問題だけやや難しいが、残りは絶対に全問正解しないといけない出題であり、合格者はほぼ25点取っていると思われる。
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