全経155回工業簿記 51/100
全経158回工業簿記 25/100
155回の工業簿記は、工程別のA製品とB製品に分けた上で、度外視法と非度外視法を問う問題であり、一見すると原価ボックスを16個 (第1工程で直接材料費と加工費、第2工程で前工程費と加工費、それがAとBで8個、度外視非度外視で16個)書く必要があるのかと思ったら、実は4個だけで済むという出題。このBは一体なんなんだったんだ? 最近思うのだが、原価ボックスは直接材料費と加工費で分けず、1つの大きめなボックスで書いた方がいいかもしれない。記述は本当に難しい。
158回は完全崩壊したが、NSでも30点だった。この回は計算量はあまり多くないのだが、実際原価計算であまり日商1級では問わないところをつかれて厳しかった。合トレで言うと、工簿Iの部分からの出題。ただし、四捨五入に対する指示がないことから材料費会計(材料副費の分類)は正答できたのに、なじぇか原因不明の計算ミスで、10点落としてしまっていた。賃金もなぜか原因不明の計算ミス。
それにしても日商ではさっぱり出ない実査法変動予算に20点も配点あるのは酷。しかも、全経でも知る限りの出題を漁って調べてみても実査法の出題は確認できない訳で、この158回はある意味で地雷だろう。
- 組間接費は、部門個別費と部門共通費に分類される。
- 非度外視法では、定点発生の場合は直接材料も加工費も全て数量費で配賦する。先入先出法の場合は、月初仕掛分を控除すること。
- 非度外視法は、平均的発生の場合は、完成品換算量で配賦する。
- 度外視法で、異常仕損品に正常仕損費を負担させない場合は、まず異常仕損品を分離したあと、残りを度外視法で計算しないといけない。
- 異常仕損分に正常仕損費を負担させる場合は、普通に正常仕損分を控除して計算すればいい。
- 材料の原価=代価+引取費用。つまり、購入事務費、検収費、保管費などは含まない。検収とは納品された商品のチェックである。ただし、買入手数料、引取運賃だけでなく、保険料や関税は含む。
- 直接工が直接業以外のことをしたら、間接費となる。
PR