昨日の国1の問題をもう一度見返してみたらこんな簡単な問題を落としていることが判明。
【No.32】
完全競争市場の下でX財を生産するある企業の生産関数が
x=2L1/2 (x: X財の生産量, L:労働量)
で示される。この企業の生産に要する費用が労働に対する賃金のみであるとき、X財に関する供給の弾力曲線はいくらか。
これを解けないのは痛い。問題文に誘導するような文章が書いてあるのだから、そのまま解けばよかっただけなのに、なんか試験中は思いっきり勘違いをしていた模様。
まず企業の費用関数を定義する。
C(L)=wL (w:賃金)
問題文の式を代入して、C(x)をC(L)にする。
C(x)=w・x
2/4
これを微分したものが逆供給曲線であり、完全競争市場であれば更にp=MC
MC(x)=p=w・x/2
この逆供給曲線を計算のために供給曲線に直す。
x=2p/w
∴δx/δp=2/w
供給の弾力性εとは、δx/δp・p/xであるので、この式に逆供給曲線を代入してみよう。
ε=2wx÷w2x=1
よって答えは1である。国1は、毎年のように生産関数とか余剰分析とかの問題が出ているのだけれど、こういう問題を落とすのは本当に受験生でも下位のやつだよなあ。やはり専門が30点に達しなかった事については本当に恥ずかしく思うよ。
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