117回
出題意図 CPA会計学院 ダイエックス
■商業簿記
【A】連結会計
連結子会社と関連会社のB/SとP/Lを作らせて、かつ親会社の利益剰余金を書かせるというもの。連結については、連結1期目、手形なし、仕入はアップストリームであり、ダウンストリームである土地売却も親切に指示が書かれている。しかし、勘定科目が一部まとめられていて、
連結に関しては、過年度修正は無し、手形無し、アップストリームのみという側面はあるが、予想配点だとなんと繰越税金資産、貸倒引当金や法人税調整額にすら配点がない。P/Lで費用がまとめられていたり、科目の位置も覚えないといけない。持分法は、未実現利益の計算がやや難しく、ここを落とすと持分法からの得点が0になりかねない。
■会計学
①理論 【標準】 空欄語群選択。イとホは平易。ハとニが入れにくい。
①合併会計 【やや易】 吸収合併。自己株式ものれんの償却費の記入場所も基礎的。
②有形固定資産 【やや易】 SPC。勘定科目が書かれてるので、合トレ演習問題より易しい。ただし、2007年出題時は難問の可能性が高い。
■工業簿記
【A】 標準原価計算の配合・歩留差異 '+ 直接原価計算)
本問の一つの特徴である直接原価計算に関しては、問題難易度に然したる影響を与えていないと思われる。本問は、通常の配合・歩留差異の問題と比較すると、正常減損に関する資料と期末仕掛品に関する資料がなく、加えて異常減損が有利差異となっていることで惑わさせる設定となっている。ただし、差異分析そのものに解答することは困難ではない。続く直接原価計算は、問題設定にない期末仕掛品
■原価計算
最適プロダクトミックス
計算の分量自体は少ないのだが、問題文の読解及び費用を個数単位および時間単位に揃えるのに混乱しやすい。加えて、問3で問われてる事が何かを解釈するのが非常に難しい。ただし、それ以外の問題は計算自体は容易なので、落ち着いて条件を整理していけば解答できると思われる。
【C】 ABCでの原価計算
ABCの知識がなくても計算自体は可能。段取費の分配をどうするかについて少し考える必要があるものの、そこを踏まえれば満点が狙える出題。
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