114回
出題意図
合格率3.5%と98回に並んで低い。やはり資料を見ただけで悶絶する工業簿記が関連しているのか。
■会計学
①理論【標準】③以外は簿記の標準的な知識で解ける。
③【B】吸収合併と株式交換、子会社化の異同
一つ目は基礎的な自己株式の処分が払込資本に与える影響を問う。二つ目は、事業価値の時価から算定することが特徴的。
工業簿記
【B】個別原価計算と組別総合原価計算。
本問はとにかくロット数等の資料が多くて圧倒され易く、それが出題の意図だと思われるが、実際の計算そのものは非常に単純である。資料をどの辺りまでが完成品で、どの辺りまでが期末仕掛品か、また当月外注加工されているのはどれか等を斜め読みして、問1も問2も月末仕掛品だけ計算すればいい。問2の材料分の原価の計算に多少時間がかかるぐらいで、ロットの個別原価計算ではあるが、総合原価計算と似たような感覚で解いていける。3問目は2問目までが正解であればただのボーナスにしか過ぎない。ただし、1問目で材料の当日消費分を落としてしまうと、2問目も3問目も芋づる的に壊滅する。
原価計算 【やや難】 取替投資のCF。計算の4問目と理論の1問目がやや難しい。
③連結C/S【★★★】
直説法・間接法によるC/Sを問うてくる。
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