102回
出題意図
■商業簿記
決算整理からP/L作成
現金預金 【易】 現金過不足額の処理。2~3級レベルの仕訳。
売上債権・引当金 【】
有価証券 【やや難】 評価証券の期末評価と償却。仕訳は平易だが、評価損の減損は営業外費用でなく特別損失なこと、D社社債の利息が適切に処理されていることを見抜かないといけない。
棚卸資産 【やや易】 期末繰越商品の評価。良品の存在があるだけで基礎的。
有形固定資産 【標準】 減価償却と臨時償却。備品の簿価に注意。
リース 【やや易】
■会計学
税効果会計 【やや難】 差異の分類、差異の計算、P/L記入。(5)以外は標準的だが、(5)は難問。
現金預金 【標準】 実効利子率、償却原価法、CF見積法。現在価値割引に対する正確な理解が試される。
■原価計算
月末&月初仕掛品のない総合原価計算のような連産品の計算に、業務執行上の意思決定における差額利益の計算を絡めた問題。問2における個別費の計算において、第二工程の製造原価も最終製品から控除することを問題文の指示にそのまま従うと気づけない可能性が。加えて、端数を四捨五入させることもあって、なかなか自信がもてない数値になるのは少し厄介。問4の差額利益計算は、(3)はXとして売る場合、CやDの個別加工費だけでなく、XからC'とD'の分離点の費用も要らないことに注意。
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